ストックホルム旅行記 ~4日目(2016/7/7木曜日)晴れ

昨日は夜の12時頃に寝て、今朝は5時前に自然に起きた。
体内時計もやっと現地時間にあってきた。
このホテルには、なぜか日本のホテルには普通にある、時計も目覚ましもない。
必要となればスマホが時計や目覚ましの変わりをしてくれるからいいが、白夜なだけに時計くらいはあるとすぐ時間を確認できて便利は便利だが。

・気候
それにしてもストックホルムに来てから毎日晴天に恵まれている。
よほど日ごろの行いがよかったのだろうか。
昼間は日差しが強く半袖・短パンで十分。
日陰に入ると長袖・長ズボンでないと肌寒い。
なので、薄手の長袖シャツとジーンズで出かけているが、他の旅行者は6割位が半袖や袖なし、3割位が短パンといったところ。
こちらの現地の人も旅行者の欧米人は、なぜか帽子をかぶらない。
帽子を売っているお店はあるにはあるのだが。
女性も含めて日焼けを恐れるどころか、むしろ日焼けしようとしている。
高齢の女性も含めて短パン・タンクトップ姿で公園の芝生で寝っ転がっている。
さすがにサングラスはしているが。
それだけ冬の間日照がなく、太陽の光に飢えているのだろうか。

今朝は7時にレストランへ。
朝食はやはり昨日と同じメニューだった。
長期滞在者のことを考えて、メニューを一部日替わりにするなどの工夫がほしいところだ。

9時にはベッドメイキングさんが来るので、それまでに今日の予定を立てる。

・現代美術館
ストックホルム観光の主要ポイントは押さえておきたかったので、シェップスホルメン島の現代美術館に行くことにした。
島といっても、ストックホルムの近場の島はほとんど橋で繋がっているので歩いて行ける。
現代美術館も無料で入れる。
ただし、特別展は有料でこの日は草間彌生展をやっていたが、こちらにはいかなかった。
常設展では、ピカソやダリ、ムンクなどの作品が複数点さりげなく展示してあり、本物かと疑ってしまうほどであった。
もちろん正真正銘の本物であるが。
どこかの大学か高校の女学生数十人が先生に引率されて、実物のピカソムンクなどの絵を前に先生が説明をしていた。
実物の名画を前にして美術の授業をうけられる、なんて贅沢なのだろうか。

近代美術館から戻る時に、再びトラムに乗った。
今日は混んでいて、乗り降りの人がたくさんいたので、車掌さんにカードをかざさないまま降りてしまった。
やっぱり、こうなるよなと思った。

・ラーメン屋さん
日本食の味が恋しくなった。
ホテルから徒歩10分位のところにラーメン屋さんがあるので、夕食はそこへ行くことにした。
お店は、日本人女性一人を含め3人位でやっていて、お客は西洋人ばかりでワインなどをたしなんでいる。
そこそこ流行っているようだ。
アジア系のお客が誰もいなかったのもあるが、日本のラーメン屋のイメージとはまったく違う。
外に席がいくつか立って、東京で最近増えてきたワインバルのような感じ。
本当にラーメンやっているの?と思ったが、看板にRAMENと書かれているので入ることに。
メニューを見ると、醤油ラーメン、塩ラーメン、みそラーメンが115SEKが最初に目についた。
その他にもいろいろあったが覚えていない。
SEKはスウェーデンクローナのことで、日本円にすると今のレートでは1350円。
日本のほぼ倍近い値段になっているが、醤油ラーメンをオーダー。
自分ひとりだけラーメンをすすっているのかと店内を見回した。
すると、もう一人トルコ系と思われる男性の一人客もラーメンをすすっていたのでなぜかほっとした。
味は、はっきり言って日本で出しても誰もおいしいとは言わない味だった。
しかし、醤油ラーメンの味はしていたので、久しぶりのラーメンを堪能できた。
海外の日本食屋の多くがそうであるように、おそらく日本でラーメン屋をやっていたわけではないのだろう。
食材などがそろわない中苦労して作ったものと思われる。



(つづく)

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