ストックホルム旅行記 ~1日目(2016/7/4月曜日)晴れ

カタール航空のエコノミークラスで、ドーハで乗り継いで18時間かけて、お昼にストックホルム・アーランダ国際空港に行く。

飛行機チケットとホテル、空港からのバスはExpediaで予約した。

持病の腰痛に悩まされるかと思ったので、ビジネスクラスも検討したがコスト的に往復6万円弱というのが魅力的で、サービスも良いとの口コミもあり、エコノミークラスにした。
夏休み前だったのでこの値段で行けたが、7月の中旬以降になるとこうはいかない。
比較的自由のきく仕事なので、誰に気兼ねすることなく世間の夏休み前であるこの時期に、12日間海外に旅することができた。
以前勤めていた大手の会社でも7月から9月まで5日間自由に夏休みを設定することができた。
しかし、実態は担当するお客様や家族に合わせて7月下旬から8月に取得する人がほとんどだったので、こういうことはなかなかできなかった。

羽田からドーハまで11時間半、ドーハから6時間半。
こんな長時間飛行機に乗ったことがこれまでなかったので、どうなることかと思ったが以外と大丈夫だった。
少なくともドーハまでのフライトはほとんど夜中の移動だったが、腰が痛くなることも、お尻がいたくなることもなかった。
カタール航空の座席は広くはなかったが、他社のプレミアエコノミーに近い座り心地だった。
食事もおいしくサービスもよくお勧めのエアラインだ。

飛行機のモニターで時々飛行ルートと現在地を見ていた。
日本からドーハまでの最短ルートだと、日本→中国北部→アフガニスタン→イラン→ドーハというルートになると思うが、8000m級の山々が連なるヒマラヤ山脈があるからだろう、日本→中国南部→タイ→インド→ドーハというルートだった。
ドーハからストックホルムに向かう経路に中東の少々物騒なエリアの上空を通るのが少し気になったが、何事もなく無事通り過ぎた。

飛行機の座席は外の景色を見やすいように窓側を取った。
妻が「私は必ず通路側を取る。お手洗いに遠慮せずに行けるから」と。
妻の言う通りにしておけばよかったと後悔することになった。
ドーハまでは11時間半の長時間フライトでほとんど夜中で景色もほとんどみえない。
バスみたいにトイレ休憩はない。
我慢したが、9時間くらいたってごめんなさいと言って狭い座席の隙間を縫ってトイレに立った。
我慢したのには理由があり、ずっと夜中のフライトだったためみんな寝ていることが多い。
隣の席の人も通路側の席の人も若い日本人女性。
なかなかトイレに立たないで寝ているため、トイレに行きづらかった。
帰りはできれば通路側に変更しよう。

ドーハからストックホルムまでのフライトも座席は窓側をとっていたが、なぜかスウェーデン人とおぼしき若い女性が座っていた。
その席、私の席では?と片言の英語と身振りで伝えると、隣の友人女性とめんどくさそうにしたので、OK、OKといって通路側の座席に座った。ドーハまでのフライトで懲りたので、丁度よかった。
それにしても、人の席に座っておきながら態度が悪い。
足を前のシートのひじ掛けに乗り上げているし。

 

空港で、まず両替所で1万円をスウェーデンの通貨クローナに両替した。

これまでの海外旅行と比べると少ない。

ほとんどのところで少額でも安心してカードが使えるからだ。

空港からは、日本で予約していたバスでCITYへ。往復約2500円支払済のプリントを乗車口の人に見せて乗車。

途中の高速道路からの景色は、他の先進国と同じような風景。
ところどころに白い柱に紅色の壁の北欧風の田舎家があったが。

途中数か所サービスエリアにガソリンスタンドを見かけた。
日本では見かけないが、マクドナルドが併設していた。
スウェーデンだけなのか、ほかの欧米諸国でも同じなのかわからないが、そういう戦略を取っているようだ。

走っている車は、ヨーロッパ車、日本車、それにVolvo。思ったよりVolvoは少ない。

およそ30分で中央駅に到着。

宿泊予定のBirgerjarlホテルは、駅からそう遠くなく20分位と思ったので、市内散策もかねて歩いてホテルに向かうことにした。
地球の歩き方」の地図ではBirgerjarlという通りに面しているように見えたため、その通りを見つけてひたすら歩き続けた。

歩道は、ほとんどが自転車専用レーンがあり、自転車で行き来する人もあるが数的には日本と同じ位。日本にも自転車レーンは増えてきたが大きな違いがある。下の写真をよく見るとわかるが、車道の一部を自転車道にしていること。場所によっては車道の半分を自転車道に割り当てているところもある。一方、日本は歩道の一部を自転車道にしていて、この違いは大きい。人が自転車を気にせずゆっくりと歩けるし、自転車も歩行者を気にせず走らせることができる。これは見習うべきだ。

二度も自転車事故を起こしている国会議員がいるのだから、少しは問題意識をもってほしいものだ。

 

f:id:eMasa:20160727145815j:plain


以外だったのは、想像していた以上に街中の歩道にごみやタバコの吸い殻がたくさん落ちていること。上の写真は道路の中央部で定期的に清掃車が清掃していてきれいだが、歩道の端の方はタバコの吸い殻やごみが落ちている。
歩きタバコの人は日本と同じ位だが、街中に落ちている吸い殻は東京より圧倒的に多い。
東京はごみが落ちていなくてきれいだと、訪日外国人が言っていたのを思い出した。
それでも都心はごみが増えてきているが。

事前情報ではスウェーデン人は信号をちゃんと守るという情報があったが、少なくともストックホルムの中心部では東京と同レベル。
車が来ているのに赤信号を無視して渡る人も多い。
ただ、車に乗っている人のマナーは良く、信号のない交差点で渡ろうとしていると、必ず車は止まって歩行者を渡らせる。
このへんは日本のドライバーは見習いたい。

街中を歩いている人は99%欧米人。
ヨーロッパは今回初めてだけど、これまで旅したことのある海外は必ず中国人や韓国人などアジア系がいた。
あちこちでうるさい中国人の会話を聞いてきたけど今回はそれがまったくない。
旧正月とかならそうでもないのかもしれないが。
ヨーロッパの7月の上旬は、どこもこんな感じなのだろうか。
どこの国からの人が多いのだろうか。

それにしてもいくら探してもホテルが見つからない。
周辺を何回か行き来したが見つからない。
タクシーにしておけばよかったと後悔。
ただ、事前情報ではストックホルムのタクシーはべらぼうに高い。
中央駅からホテルまで3000円以上したとの書込みがあった。
本当かどうかはネットの書込みなので定かではないが、渋滞していると時間でチャージされるが、こちらに来て車が渋滞しているところを見たことがない。
タクシーを見るとさすがにVolvoが多いが、アーランダ空港まで520クローネとか書いてる。
空港まで定額で5500円でいけるということ、これならリーズナブルで安心。

歩くこと一時間、隣にあるエマニエル教会を見つけ、やっとホテルに到着。
大通りには面しておらず、その思い込みが探すのに苦労した原因。

四つ星ホテルだが、想像してたより高級感のないたたずまい。

 

f:id:eMasa:20160727145421j:plain

 

1万前後で泊まれる中心部のホテルだからこんなものかと納得。
物価が高いといわれているスウェーデンでもホテルに関しては日本と同等レベルとも思える。
もしかしたら日本のホテルの宿泊費が高騰している現状からすると、日本よりも安い位かもしれない。ここのところの円高の影響もあるかもしれないが。

 

ホテルはExpediaで予約して支払済だったので、そのプリントをフロントに渡した。
フロントで、予約している部屋は窓がなく狭いが、あと一日当たり200クローナ追加してくれれば窓があり、もう少し広いツインの角部屋を用意できるとのこと。
迷ったが、もともと一泊1万円弱で2000円強の追加であればいいかと思いOKした。

何か工事をしているのか時折ガタガタガタというドリルのような音がするのが少し気になったが何も言わず部屋に向かった。

部屋に入ると、大きくはないが窓があり、そこから教会が2つ、市街地だけど少し外れにあるため比較的静かでヨーロッパらしいたたずまいが見えた。やはり、窓のある部屋でよかった。

 

f:id:eMasa:20160727152038j:plain


その後、近くにスーパーがあるはずなので、場所を確認してスーパーとコンビニ(7イレブン)に買い出し。
7イレブンはストックホルム市内でもよく見かける。
看板は同じだが、中に入ってみると置いてある品物は食料品が99%で、日用雑貨品は少ししかなかったので、ぜんぜんコンビーニエンスではなかった。
食料品は消費税が6%に抑えてあるはずだが、それでも日本より高い。
飲料はコンビニだと500mlのペットボトルで200円以上。
水は炭酸入りしかない。

ホテルに髭剃りや歯ブラシがなかったので買いたかったが、コンビニでは種類が少なかったのと、歯ブラシはあったが、なぜか歯磨き粉がなかった。

スーパーもストックホルムの経済を知るうえで行きたかったので行ってみた。
COOPという名前のスーパーがホテルの近くの大通りにあった。
レジは、日本の大手スーパーでも導入されているセルフレジ。
全てスウェーデン語での表記だったため、近くにいた店員さんに操作方法を教えてもらいながらカード払い。日本円で1500円くらいの買い物。
2Lのペットボトルや歯ブラシ、歯磨き粉、ひげそり、おやつなどを買ってホテルに戻った。

今日は18時間近いフライトでの移動で疲れたので5時位に就寝。

 

 

emasa.hatenablog.com